2011年5月4日水曜日

シャボン玉の実験

 子どものまなざしの扉の、授業づくりにかかわる話し合いが幌西小学校で行われました。
色つきシャボン玉を紙に写し取る、造形あそびを考えたのですが、机上で考えたようにはなかなかうまくいかないことが、実験をしてみてわかってきました。

①色つきシャボン玉が思った以上に膨らまない
②紙の上に広がったシャボン玉の色の発色が思ったようにいかない
③シャボン玉の大きさをうまくコントロールするのが難しい
など、実際に試してみることでたくさんの疑問点が明らかになってきました。

大きくかたいシャボン玉の作り方は本で研究したのですが、絵具を混ぜることにより配分が微妙に変わり、うまく膨らますことができなくなってしまいました。
何度も、実験していくうちに、色によるシャボン玉の膨らみに違いや、紙の上に広がるはじけ方などを経験的に発見し、授業づくりを次のステップにつなげることができました。正直なところ、3時間近くずっとシャボン玉をふいていたので疲れた‥‥というより、とっても楽しい時間でした。これほど真剣にシャボン玉を吹いたことは生れて始めてだったと思います。

子ども達にも、こんな楽しい経験を通して、偶然できたシャボン玉の色の世界を楽しんでほしいと思いながら授業づくり、がんばりたいと思います。



9 件のコメント:

  1. 札幌の堀口です。
    授業づくりの様子、実はちょっとのぞいたんです。(研究部会の途中、トイレに行くとき^^)
    悩みながらも楽しそうにシャボン玉、吹いてましたね。子どもの目線で教材化する先生たちの「あったかいまなざし」が素敵でしたよ。夜遅くの学校なのに、あの部屋だけは、なんだか「わくわく空間」でした。図工・美術っていいですね!

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  2. このような具体的な話もおもしろですね。ねらいは違いますが、同じシャボン玉を使って遊んだあと、見立てを行っています。
    http://iart.main.jp/cn04/pgcn0402.html
    中学生も造形遊び授業中にやっているんですよ。勝手に。
    http://yumemasa.exblog.jp/15442003/

    とにかく、このような具体的な話、興味をひきますね。

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  3. 札幌の宮田です。
    上の写真に写っているメンバーは子どものまなざしの扉の3人の授業者と司会者の方々なんです。
    4月に円山小で授業検討会をした時も感じたことですが、自分の授業だけでなく、仲間の授業をみんなで熱く話し合う雰囲気があって、先生方のつながりがいい感じでできてきているんです。時間はかかるけれど、こういう「あったかい」過程って大事だよなあ、と思うのです。
    この大会が終わっても、こういうつながりを大切にしていきたいなあ・・・と思いながら扉の授業づくりを進めているところです。

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  4. 宮田さんの補足がいいですね、意図がとてもよくわかるコメントで、なるほどと思いました。「授業をみんなでつくる」これほど勉強になることはありませんね。

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  5. 宮田先生は、授業者でありながら、水野先生とともに、扉責任者として、本当にあったかい扉会議を行ってくれています。
    この日、宮田先生は研究部会にも出なければならず、どちらに顔を出そうかと苦渋の選択だったと思います。
    でも、今まで大切にしてきた“つながり”がこのような素敵な授業検討になったのだと思います。
    いつも、きめ細かい声かけや扉会議の設定など、本当に頭が下がります。
    授業者同士、司会者や記録者と、連携をとりながら、「あったかい!」つながりがどんどん広がっていっているのは、このような扉責任者のみなさんのおかげだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
    来週は、各扉の会議が設定されているので、このような報告ができたらいいなと思っています。

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  6. 東京の石垣文子です。シャボン玉のカリ私もこの4月に4校でやりましたよ。とても楽しくできました。北海道でもぜひやってみてください。絵具は、だめでした。カラーインクが最高です。

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  7. 石垣先生、お元気ですか?
    4校でなさった実践、興味があります。
    良ければ、今度教えてください。

    カラーインクですか?授業者に伝えておきます。
    貴重な情報、ありがとうございました!!!

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  8. みんなで授業を創造して行く楽しさが感られ、思考し合いながら楽しんで取り組んでいる姿微笑ましく感じます。ブログも充実したものになつてきましたね。あったかいが伝わる研究大会を目指しましよう。今回のこの全国大会は、これからの美術教育を考える上で、大きな役割を担っている気がする。大きな喪失感から、強い連帯感が美術の力で生まれる気がする。頑張りましよう。井上哲義より。

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  9. 井上先生、
    お久しぶりです!
    覗いていただき、嬉しいです!
    今回の大会は、大きな役割を担っている大会にしたいと思っています。
    そのために、連日、授業作りで扉会議を行っています。
    まだまだ足りない部分があると思いますので、いろいろと教えてください。
    応援、ありがとうございます!

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