2013年11月21日木曜日

お待たせしました!! 「子どもの作品を見る会」 & 「秋の造形広場」

11月10日(日)北海道教育大学札幌駅前サテライトにて、午前に「子どもの作品を見る会」続けて午後からは「秋の造形広場」が行われました!

まずは、「子どもの作品を見る会」です。

先生方が持ち寄った子どもたちの作品について、簡単な説明を行い、その後「この題材のねらいは?」「子どもたちはどんな表情で活動していました?」など、あれやこれやと、子どもの作品を介しながら、日ごろの実践のコツや、困っていることなどを存分に語り合いました。


























会場の一部をお借りして「あったかギャラリー」も開催しました!









そして、お昼休憩をはさんで「秋の造形広場」です。



はじめに、札苗北中学校の則友先生と、白楊小学校の菊地先生の日美連全国大会に向けてのプレゼンを行いました。





その後には、私たちの大先輩である金井秀男先生からのお話をいただきました。



金井先生が教師として務め始めたころのお話です。
絵を描く授業をしていた時、隣のクラスの先生は、子どもたちに画面いっぱいに色を塗らせ、先生も、保護者の方も喜ぶような作品をつくっていたそうです。「金井先生も隣の先生のような指導をしてほしい」と保護者の方に言われ、子どもたちに画面いっぱいに色を塗るように(このときは家の周りの余白を空色で塗るように)と指導しようとしたら

「先生、屋根と空はつながっているの?」

その男の子の言葉で目から鱗が落ちたそうです。

子どもに寄り添うとは一体どういうことなのか?

子どもの表現の豊かさに、教師は感応できているのか?

私自身も目から鱗の山が崩れ落ちました。
そして、子どもの作品のスライドも写しながら、金井先生の素晴らしい「お話しの絵」の実践についても話していただきました。




本を読むだけでは伝わらない大切な思いを、生の声を通して感じることができました。


続いて札幌大谷大学の平向功一先生からのお話しをいただきました。
絵具とはそもそもどんなものなのか、「簡単掛け軸」の作り方、墨を使った様々な表現などなど…






ここでは書き尽くせないほど、たくさんのお話をしていただきました。
さらには、「一度出した墨汁は容器に戻してはいけない」「墨のにおいは実はわざわざつけていた」など、これまであっていると思っていたことが実は違っていたり、新しい発見があったりと、これまた目から鱗が落ちてしまいました。
そろそろ目の鱗のストックを補充しに行かないと枯れてしまうほどです。

今回の研修を日々の実践に!そして子どもたちの力に!!変えていくよう決意を新たにし、頑張っていきたいと思います!!

「子どもの作品を見る会」およびに「秋の造形広場」に参加していただいた先生方、
そして、金井秀男先生、平向功一先生、本当にありがとうございました!!!!!

今回「子どもの作品を見る会」にすてきな作品を貸してくれた
子どもたちや、大学生のみなさんも、ありがとうございました!!

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