2013年11月26日火曜日

根雪なのか、とけるのか、どっちか気になる(?)研究部会 in 発寒東小学校

1126日(火)雪が降り始める中、発寒東小学校で第10回目の研究部会が行われました。

まずは、「秋の造形広場」の反省をしました。会場については、料金・交通アクセスの面からも北海道教育大学サテライトがよかったとのことで、これからも利用していきたいとのことになりました。

時期についても学習発表会とも重なることもあるが、冬の教育美術展との兼ね合いを考えると、やはり11月がよかったとのことに。

内容については、時間配分を、講演内容に合わせて絞っていくことを次回に向けて確認しました。


続いて1111日(月)に行った「秋の授業」の反省です。



ねらいについて、子どものたちのどんな力を引き出したかったのか?

・登場人物の表現のよさや美しさを感じ取るのか?

・絵巻物でしか味わえない価値を感じ取るのか?

さらに、そこからどのような子どもの姿を評価していくのかを、具体的な視点で考えることが次への課題として挙げられました。それに併せてねらいにせまる教師の発問・問い返し・価値づけも考えていくことになりました。

 

本日ラスト2菊地先生のプレゼン検討を行いました。
検討を重ねた末、時間ピッタリ(15)のステキなプレゼンに仕上がりました。
あとは、喋る内容の精選と、プレゼンの柱である「アートビンゴ→はっけん!カードのつながり」の強調を、本番に向けて最終調整頑張ってください!!


最後に「好き」を導き出すアンケートについても再度質問項目を揉みなおしました。
そして、星置東小学校の佐藤先生が授業予定のウィンタージャンプの構想について、佐藤先生の思いを広げました。まずは、「子どもたちのどんな資質や能力を引き出したいか」をもう一度考え、題材を生み出すことに!
中川先生曰はく「題材を考えるときには0を1にすることが大切!」「その1をみんなの力で100にも1000にもしていく!」との心強いお言葉をいただきました。

子どもたちのために、そして、研究主題構築のためにも、佐藤先生、頑張っていきましょう!!

2013年11月21日木曜日

お待たせしました!! 「子どもの作品を見る会」 & 「秋の造形広場」

11月10日(日)北海道教育大学札幌駅前サテライトにて、午前に「子どもの作品を見る会」続けて午後からは「秋の造形広場」が行われました!

まずは、「子どもの作品を見る会」です。

先生方が持ち寄った子どもたちの作品について、簡単な説明を行い、その後「この題材のねらいは?」「子どもたちはどんな表情で活動していました?」など、あれやこれやと、子どもの作品を介しながら、日ごろの実践のコツや、困っていることなどを存分に語り合いました。


























会場の一部をお借りして「あったかギャラリー」も開催しました!









そして、お昼休憩をはさんで「秋の造形広場」です。



はじめに、札苗北中学校の則友先生と、白楊小学校の菊地先生の日美連全国大会に向けてのプレゼンを行いました。





その後には、私たちの大先輩である金井秀男先生からのお話をいただきました。



金井先生が教師として務め始めたころのお話です。
絵を描く授業をしていた時、隣のクラスの先生は、子どもたちに画面いっぱいに色を塗らせ、先生も、保護者の方も喜ぶような作品をつくっていたそうです。「金井先生も隣の先生のような指導をしてほしい」と保護者の方に言われ、子どもたちに画面いっぱいに色を塗るように(このときは家の周りの余白を空色で塗るように)と指導しようとしたら

「先生、屋根と空はつながっているの?」

その男の子の言葉で目から鱗が落ちたそうです。

子どもに寄り添うとは一体どういうことなのか?

子どもの表現の豊かさに、教師は感応できているのか?

私自身も目から鱗の山が崩れ落ちました。
そして、子どもの作品のスライドも写しながら、金井先生の素晴らしい「お話しの絵」の実践についても話していただきました。




本を読むだけでは伝わらない大切な思いを、生の声を通して感じることができました。


続いて札幌大谷大学の平向功一先生からのお話しをいただきました。
絵具とはそもそもどんなものなのか、「簡単掛け軸」の作り方、墨を使った様々な表現などなど…






ここでは書き尽くせないほど、たくさんのお話をしていただきました。
さらには、「一度出した墨汁は容器に戻してはいけない」「墨のにおいは実はわざわざつけていた」など、これまであっていると思っていたことが実は違っていたり、新しい発見があったりと、これまた目から鱗が落ちてしまいました。
そろそろ目の鱗のストックを補充しに行かないと枯れてしまうほどです。

今回の研修を日々の実践に!そして子どもたちの力に!!変えていくよう決意を新たにし、頑張っていきたいと思います!!

「子どもの作品を見る会」およびに「秋の造形広場」に参加していただいた先生方、
そして、金井秀男先生、平向功一先生、本当にありがとうございました!!!!!

今回「子どもの作品を見る会」にすてきな作品を貸してくれた
子どもたちや、大学生のみなさんも、ありがとうございました!!

2013年11月20日水曜日

第9回研究部会 in 札苗北中学校

1119日(火)に則友先生のホームである札苗北中学校にて第9回研究部会が行われました。
今日は今月末の日美連全国大会のプレゼン検討を行いました。
トップバッターは則友先生のプレゼンです。


他者理解 ~そばにいる仲間を知り、共に学ぶこと~ をテーマに子どもたちの生き生きとした活動について語られました。



木彫で小箱をつくる
思いが伝わる手のデッサン
シュルレアリスムの作品から自分の思いを広げる


どの実践も、子どもの声に耳を傾け、子どもが意欲を高める仕掛け大切にしていました。
プレゼン本番に向けては「実践の焦点を絞ってみては」ということで、3つの実践の中から、テーマにより合う実践にしぼりさらに深めることになりそうです。


個を育てるために、人とのかかわり・他者とのかかわりを大切にしている則友先生の思いが溢れている発表でした。
ラストスパートに向けて則友先生の思いを詰め込んだプレゼンづくり、頑張ってください!!


続いて菊地先生のプレゼン発表です。
芸術の森美術館との連携事業である「ハローミュージアム」での実践をメインに発表を考えています。


『「好き」が輝き、響き合う造形活動』というさつぞうの研究主題と、分科会のテーマ「子どもがかかわる」との関連を考えた発表となっています。


ハローミュージアム(札幌芸術の森美術館での野外彫刻の鑑賞)での実践を柱に、子どもが作品や、他者とのかかわりの中でどんな力を伸ばしていくのか、また、そのための教師のかかわりとは何なのか?というポイントで検討を行いました。

お二人とも、花輪先生のタブレットの計時のプレッシャーとも戦いました


併せて研究主題についての話にもなり、中川先生が「全国の先生方からも意見をいただくチャンスだと思う」とのことで、菊地先生にさつぞうの研究主題のPRも兼ねて頑張ってきてほしいと思います!

今回はここでタイムオーバーとなり、残りの議題は次回にお預けとなりました。
みな様、お疲れ様でした!!



真駒内曙中学校の阿部先生からの差し入れです。
疲れを癒す最高のとろりんシュー、ごちそうさまでした!!