「子どもから何を受け取るか ~造形教育と子ども観~ 」
が開かれました。
「子どもって、色々考えられるんだろうな」
という気づきが生まれ、そこを教師が認めていくことで子どもが図工を好きになっていく、そんな実践がもとめられています。
授業をみる際の視点についてもお話しされました。
「子どもの姿を通して、教師を見る。」
子どもの姿を引き出している教師のかかわりは、授業場面だけではなく、
「子どもの学びは、学校だけではない」
子どもは日々の生活の中で、様々な場所を「学びの場」として過ごしています。
そこで、培った技能などをつかって表現したり、鑑賞したりします。
講演の中ほどにはテーマである「子どもから何を受け取るか」をもとに、
実際に子どもが描いた作品から、どんなことが受け取られるのかを5~6人で語り、みんなで考えを出し合いました。
子どもの想いや、描き方、発想や構想、生活経験などから、描いていく中で思いついていく、そんな子どもの姿を見つけていきました。
日々の実践の中での教師のかかわりで大切なポイントについても、教えていただきました。
「子どもが手を止め、じぃっと考えている(悩んでいる)とき私たち教師は、
子どもが行き詰っているか、考え込んでいるのかを適切に判断しなければならない。」
ついつい声掛けをしたくなる場面でも、子どもは一生懸命考えているのかもしれない、そこは、じっとこらえて子どもの気づきが生まれるのを待つ姿勢が大切だそうです。
それは、担任にしか判断できないことなので、いかに普段から子どもに寄り添っているかが大切になりますね。
子どもの学びとは「つくり つくりかえ つくる」を絶えず繰り返しながら、
自分がつくったものに、価値を見出している。それらを教師が、また、周りの友達が認めていくことで、子どもの中に「つくりだす喜び」が生まれていきます。
あっという間に時間が流れてしまい、まだまだ聞きたいことも山ほどあったのですが、本日はここまでということで、最後は札幌市造形教育連盟会長の阿部先生の「今日の講演で学んだことを、明日からの実践に生かしていきましょう!」という言葉で講演会を終えました。
岡田京子先生、たくさんのすてきな子どもの姿や、教師のかかわりなどを語っていただき、本当にありがとうございました!!
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