平成27年11月30日(月)
札幌市立稲積小学校にて、次年度開催される、「第66回全道造形教育研究大会 札幌大会」のプレ授業が行われました。
この授業は、札幌市造形教育連盟の研究部が中心となった全道大会の実行委員会の研究局による提案授業でした。
題材名:「わたしの石」
6年生:A表現(2)
授業者:三浦真奈美
札幌軟石を材料に、研究主題である「“すき”が輝き、響き合う造形活動」の考えに向かって、「すき」が輝く子どもの姿を目指し、題材を開発してきました。
今回の授業を、「すき」が輝く姿と「すき」が響き合う姿の目指す子どもの姿で考えました。
<「すき」が輝く、子どもの姿>
○ 石を割ったり削ったりできるんだ!いろいろな用具で石の形を変えてみよう。
○ 4万年存在するこの石が、わたしの石に生まれ変わるだ。やってみたい。
○ がたがたした形。ざらざら、つぶつぶ。表したいことが浮かんできたぞ。
○ 金やすりで滑らかにして優しい感じを表そう。たがねで角を落としてかっこいい形にしよう。
<「すき」が響き合う、子どもの姿>
○ ~さんの用具の使い方。僕の作りたい形に生かそう。~くんにほめられたこの形。もっと強調させてみよう。
○ ~さんの見方、僕もやってみよう。今までと違う見方をしたら表したいことにもっと近づく削り方を思い付いたよ。
子どもの思考に沿った三浦先生の声かけで、子どもたちは造形的な価値を実感し、自分の造形活動に自信をもって取り組んでいました。
また、子どもたちは学習シートに活動を記録し、自己評価しながら造形活動を進めました。
□□ □□ 話し合いでは □□ □□
授業後の話し合いは、次年度開催する全道大会を見据えて、同じような進め方で実施しました。グループ討議を中心として、キーワードにまとめ、焦点化した全体での話をします。授業を通して考えた、子どもの姿を中心に話し合いが進められました。
話し合いの最後に、元会長の土井先生に授業の講評と、次年度開催される全道大会が造形教育の今後の指針として期待されていることのお話をいただき、プレ大会を終えることができました。
最後に、会場校としてご準備いただきました、稲積小学校に皆様に感謝いたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿